期間工の働き方

住み込みで正社員になるなら期間工で働くことがおすすめ!

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リゾートバイトのように住み込みで働く仕事はたくさんありますが、中でもスバ抜けて条件が良いのが期間工です。

働き方改革が叫ばれている今、雇用の現場でも大きな変化が起きています。

人口減少や少子高齢化が進む日本で「50年後も人口1億人を維持しながら、みんなで働ける社会」を目指すのが働き方改革の中身です。

労働人口がドンドン減少してきている中で全労働者の4割を占めるといわれている、非正規労働者の働き方を見直すことがこの働き方改革の大きな柱の一つとなっています。

期間工もまさに非正規労働者として働く一員。働き方改革の波は確実に期間工にも押し寄せてきています。

期間工の働き方も、まさに今大きく変わろうとしているわけです。

  • 期間工として働くことはどういうことなのか?
  • 会社や社会のためではなく、自分や家族のための最善の働き方とは?

そのようなことを考えている人は、ぜひ最後まで読んでください。

1.住み込みで働くなら?社員と期間工の違い

住み込みで働く仕事というと、すぐに期間工という働き方が候補に挙がってくるでしょう。ではそもそも期間工とは何でしょうか?

簡単にいうと期間工とは工場で働く契約社員のことです。そのほとんどは3カ月から最長2年11カ月の間で契約し工場で働くことになります。

契約社員と聞くと派遣社員のようなものかと思われるかもしれませんが、期間工は派遣社員と異なり工場(企業)との直接雇用になります。

その分給与や福利厚生がしっかりしていて(その期間内に限った話ではありますが)、安定して働くことができるわけです。

もちろん工場で働くのは期間工だけではありません。

正社員の方も工場ワーカーとして期間工と一緒に働いています。つまり期間工も正社員も、工場で働く限り仕事内容にほとんど変わりはないわけですね。

異なるのは給与などの待遇面と、働き方ということになるでしょう。

2.住み込みで働くなら給料が高いのはやっぱり期間工

結論からいうと、より高い給料をもらうことができるのは正社員ではなく期間工です。

上述した通り期間工は3カ月から2年11カ月の間で働く契約社員です。

通常3カ月や6カ月ごとに契約の更新が行われ、3年弱同じ工場で働くわけです。その間、会社(工場)の業績が良ければ問題ありませんが、そうもいかないときがあります。

例えば実際の事例として、自動車メーカー大手の日産自動車が無資格者による検査を行っていたとして全工場のラインを停止するという措置がとられました。

他にも単純に業績不振によって工場のラインが縮小されることもあります。そのようなときには人員整理が行われ、一番立場の弱い契約社員(期間工)が真っ先に整理の対象となります。

つまり契約更新時に契約の更新が行われないことや、ひどい時には契約期間中であったとしても解雇されることもあり得るのです。

そういった不安定な立場で働くゆえに、最初から高い時給や様々な手当によって労働者の保護を図っています。

早い話働き方が不安定な期間工がいつ辞めることになっても困らないように、高い給与を支払っているというわけですね。

期間工の方が高い給与をもらえるもう一つの理由が、契約満了金など数々の手当の存在です。

工場で働く期間工は体力勝負の決して楽ではない仕事が多いので、非正規労働者である期間工の立場ですと、どうしても仕事を続けるためのモチベーション(やる気)を保つのが大変になります。

そこで契約期間を全うしてキチンと働いてもらうために、契約満了金というボーナスを設定します。

例えばトヨタ自動車の場合は最初の3カ月契約満了時と、半年ごとに契約満了金(満了慰労金)が支払われます。その額は最初の3カ月時には3万500円程度です。

しかし長く働くほどその金額も上がっていき、最後の半年は39万6,000円、トータルでもらえる契約満了金の金額は、300万円程度となります(満了報奨金も含めた金額)。

つまりトヨタ自動車で期間工として頑張って働けば、月々の給与とは別にこうした手当が支給されるわけです。

手当は時間外手当の他にも食事補助や赴任手当、経験者手当などもつくので、期間工として働くとどれだけ「稼げるか」がわかるでしょう。

さらに、今回の話の目玉である「住み込み」の話です。

期間工として働く方の多くは、自宅や現在の住まいを離れて工場のある場所で働くことになります。そうした人のために会社は寮を準備して迎えてくれています。

その寮費がなんと無料。さらに水道や電気などの光熱費が無料な場合も。TVや洗濯機、冷蔵庫、クーラーなど生活に必要なものも揃っていることがほとんどなので、文字通り「稼ぐ」ことに集中して働けるわけです。

住み込みの仕事は色々あるものの、寮費が全くかからないのは期間工くらいでしょう。

期間工=契約社員という不安定な立場と引き換えに、良い条件が提示されています。

3.それでも正社員?住み込みで正社員として働くメリットとは

単純に給与の面でいうならば「稼げる」のは期間工ですが、期間工として働くデメリットも存在します。

それは何といってもその不安定さにあります。

期間工として同じ工場で働けるのは最長でも2年11カ月まで。その契約終了後さらに同じ工場で働きたい場合は、6カ月の待機期間を経なければなりません。

つまり半年間休んだ後でないと同じ工場に再就職できないわけです。その間はもちろん失業保険も出ます。

別の工場であればすぐに働き始めることも可能ですが、やはり長期的に安定して働ける環境とはいえません。

あなたが若くて独り身であれば、今だけと割り切って期間工として働きお金を稼ぐという生き方も十分にあり得ることでしょう。

しかし年齢を重ねていったり家族を持ったりするとそうもいってはいられません。

例えば、最近ネットで話題になったニュースに次のようなものがあります。

東京に住むWさん(女性)は派遣社員として、2001年から同じ会社で17年間事務の仕事を行っていました。現在58歳。3カ月ごとの更新を繰り返し、手取り22万円の給与で二人の子どもを育てるシングルマザーです。

しかし今年の10月30日に会社から突然「契約終了」を告げられました。今年いっぱいで派遣先の会社を雇い止めになるのです。その理由について本人は全く分からず、会社から十分な説明もありません。

17年間も同じ会社でコツコツ働いてきたにもかかわらず、突然「明日から来なくて良いよ」といわれるようなものです。

二人の子どもを抱え58歳という年齢で、これからどうやって生計を立てていけば良いのか全く見通しが立ちません。

彼女が突然こんな苦しい状態に立たされた原因は、ひとえに契約社員という立場で働いてきたからに他なりません。

もちろん彼女も好きで契約社員として働いてきたわけではないでしょう。

自分が望まない形で働いて望まない形で突然に辞めさせられる、そんな理不尽なことが実際に行われているわけです。

給与の面でいえば、確かに期間工は最高の条件です。

しかし長期的に安定して働くことを考えるのであれば、住み込みで働く正社員というのがベターという人もいるでしょう。

4.期間工から住み込みで働く正社員になる方法

住み込みで正社員として働くには、次の2つの方法があります。

  • 期間工として働きながら正社員を目指す
  • 最初から正社員として工場に住み込みで働く

順番に解説していきます。

期間工として働きながら正社員を目指す

一つ目の「期間工として働きながら正社員を目指す」ですが、これはある意味王道の方法といえます。

というのも期間工を募集する工場の多くは大企業で、優秀な人材を広く募集しているからです。

景気の回復に伴い、日本の製造業の現場では人手不足の状態が続いています。

そこで現場の仕事をよく知り即戦力の働き手として、期間工を積極的に正社員に登用している企業が増えています。

例えばトヨタ自動車株式会社は2016年度中、期間工の中から377人を正社員として登用しています。期間工から世界のトヨタの正社員になれるわけですから、これは魅力的です。

また株式会社デンソーも、期間工を積極的に正社員として登用している企業として知られています。

デンソーは自動車部品シェア1位を誇る自動車部品メーカーです。

期間工として働くにも環境の良い会社ですが、ここ数年正社員登用の枠をどんどん広げています。

このように期間工の中から正社員登用を行っている企業は増えてきていますが、期間工として働きながら正社員を目指すという方法にデメリットがないわけでもありません。

その一つが期間工として働く誰もが、正社員になれるわけではないということです。

期間工から正社員を目指すには、上司や工場長からの推薦をもらい社員登用試験に合格しなければなりません。

ただ真面目に働くだけではダメで円滑な人間関係を築けるコミュニケーション能力や、自分自身や職場をさらに良いものにしたいという向上心が必要になってきます。

もう一つの壁として年齢制限があります。

これは企業によって異なり、資料が出ているわけではないので正確なことはいえないのですが、多くの企業が30歳位までもしくは35歳位までの期間工を、正社員登用の対象と捉えているようです。

こういった条件をクリアする必要はありますが、期間工として働きながら正社員を目指すのは決して難しい目標ではありません。

最初から正社員として工場に住み込みで働く

二つ目の方法は「最初から正社員として工場に住み込みで働く」というものです。

正社員として働くことがメリットになる人に、ぜひおすすめしたい方法です。

例えば株式会社ニッコーが募集する、工場内でのメンテナンスを扱う仕事の求人です。
https://www.sumikominavi.com/job/details.php?tab=1&jn=4238

勤務地は三重県四日市市。待遇は以下のようになっています。

  • 5勤2休(土日休み)もしくは 4勤2休(シフト制)
  • 月給25万円以上
  • 賞与年2回あり
  • 特別報酬として最大20万円支給
  • 社会保険制度完備
  • 作業服(クリーンスーツ、安全靴)無料貸与
  • 無料で自転車のレンタルあり

こちらの求人は未経験歓迎、学歴・経験不問で、未経験者にも充実の研修制度があります。

さらに40代・50代も活躍中ということなので、これから正社員として工場で働き始める人にもピッタリの職場といえそうです。

もちろん、こちらの工場で働く場合にも寮がキチンと用意されています。

詳しくは後述しますが、工場で正社員として働きたいという人に対して仕事に励むことができるよう、会社としても最適な環境を整えてくれているのです。

この様に正社員として工場に住み込みで働く求人というのは現実にあり、その多くが未経験者OKとなっています。

5.期間工はどんな物件に住める?

期間工として働いていく中で、年単位で過ごすことになる寮。生活の中心となるため、どのような環境なのかは非常に重要なポイントでしょう。

以前はお世辞にも快適とはいえない期間工の寮生活でしたが、それも今は昔の話です。今の期間工の寮環境は一変しています。

例えばトヨタ自動車の場合、鉄筋コンクリート建ての社員寮は以下のような充実の設備となっています。

  • 完全個室のワンルーム
  • 寝具一式完備、冷暖房機器・テレビ・冷蔵庫は備え付け
  • お風呂は大浴場の利用が可能、温度の違う浴槽が2つ
  • シャワーは各棟のフロアーごとに、ユニットタイプのシャワーブースが4つずつあり、24時間利用可能
  • 寮費・水道光熱費を含めて無料
  • 寮や工場の食堂が利用可能
  • 電子レンジやIH調理器を利用して、簡単な調理も可能

このような快適な環境の中で生活することによって、仕事にも一層励めます。

しっかり働いてしっかり休んで、プライベートの時間も充実させてガッツリ稼ぐ。これが住み込みで働く最大のメリットです。

他にもデンソーで働く期間工のために、デンソーでも様々な寮が用意されています。
その中の一つである青雲寮は、以下のような設備となっています。

  • 4階建ての鉄筋コンクリート、フローリングタイプの完全個室
  • お風呂は棟ごとに共有
  • トイレは各階ごとに共有
  • トヨタと同じように各部屋に寝具やテレビ、冷蔵庫、エアコンなど完備
  • 調理室には電子レンジやIH調理器もあるので自炊も可能

このように期間工が住める寮は完全個室が基本です。寮費や光熱費なども無料のところが多いので、お金を稼ぐことに集中できます。

あなたが短期でしっかり稼ぎたいのなら、やはり期間工として働くのが大正解といえるでしょう。

一方で正社員として働きたい人にとって、工場で働きながら寮生活を送るというのはどうなのでしょうか?

独身者であれば特に問題ありません。期間工と同じように独身寮に入ってしまえば生活も安定し、仕事にも打ち込めます。

家族を養うために安定した仕事に就くことはもちろん大事ですが、そのために家族と離れて住むことになってしまっては意味がありません。

妻帯者や家族を持つ人のために家族寮を用意している工場もあります。

例えば先程紹介した株式会社アクセルの求人の場合は、冷暖房・テレビ・ベッド・冷蔵庫などを完備した完全個室の独身寮の他に、家族と一緒に生活できる家族寮も用意されています。

寮の近くには学校や大型スーパーもあるため、まずは独身寮で働いてみて落ち着いたら家族を呼んでじっくり仕事に取り組むことも可能です。

期間工とは違って残念ながら寮費は発生しますが、社宅補助として2万円が支給され、何より家族と一緒に生活できることは何物にも代えがたいはずです。

また株式会社ニッコーの求人でも家具や家電(冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビ)トイレ、お風呂付きの個室寮を完備している他、カップル・夫婦でも入寮可能な家族寮や家族で入れる家族社宅も用意されています。

今なら毎月3万円の寮費補助もあり、こうした寮では珍しく車の持ち込みも可能となっているため、休みの日の家族サービスもしっかりできそうです。

このように住み込みで働く期間工はもちろん、正社員として工場で働く人のための住環境も整備されているため、住み込みで働く人を応援する企業や会社がドンドン増えてきています。

6.まとめ

住み込みで働く工場の仕事がどんな様子なのか、少しはイメージを膨らませることができたでしょうか?

短期間で働いてガッツリ稼ぎたいのなら、寮費無料で収入面もバッチリな期間工が最もおすすめであることに間違いありません。

一方で「安定して長期的に働きたい」「家族も養っていきたい」という人が正社員で住み込みで働ける工場もあります。

自分の生き方・働き方に合わせて、しっかりとした受け皿がこんな風に用意されていることは本当に心強いことです。

働き方改革といってもどうやって働くのか、どんなことを仕事に求めるかは人それぞれ自分自身で決めることです。ぜひ今回の記事を参考に、自分に合った働き方を見つけてください。