期間工の働き方

工場勤務で貯金完了!次はどんな道に進む人が多い?勤務継続者の比率

期間工 貯金完了 次の道

工場で期間工をしている人には、様々な理由や目的があると思います。

その中でも多い理由の一つが「貯金したい」でしょう。

もちろんその目的もバラバラで「とりあえずお金を貯めることが目的」「貯金してそれを元手に商売をしたい」など色々です。

そこでここでは工場期間工と貯金の関係、期間工を満了した後どのような道に進んでいるか、契約を継続して勤務する人はどれくらいいるのかなどについて紹介していきます。

工場期間工と貯金

まず工場期間工は、実際に貯金はどれくらいできるものなのでしょうか。平均的な収入の人を例にして、考えていきたいと思います。

期間工として働いている人で、多い年齢層は20~30代です。中には経験に応じて、40~50代の人もいます。

働いているメーカーや工場にもよりますが、平均すると時給換算で1,000円~1,400円ほど。日給換算では10,000円前後、月給では20万円~30万円ほどが多いようです。

夜勤や3交代が多い、昼間だけという条件が付けばかなり変動はあるかもしれませんが、平均するとこれくらいです。

手当がプラスされる

これに「入社祝い金」「赴任手当」「契約満了金」などがプラスされていきます。

そうすると年収では300万円~450万円ほどになります。この金額だけを見ると街中で勤務してるのと、それほど大きな差は感じないかもしれません。

金額だけを見ると「わざわざ期間工で働く必要がないのでは?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

しかし期間工には多くのメリットがあります。基本給以外の手当が多くあるため、貯金しやすくなっています。

特に休日出勤手当や夜勤手当は、かなりの額になるのがほとんどです。

出費が少ない

給料や手当の額に加えて大きいのが「出費が少ない」ということ。都市で勤務している方とは、一番違うところです。

街中で生活していると「家賃」「食費」が大きくのしかかってきます。

しかし期間工は、この二つがほとんどかからないのです。

大体のメーカーでは寮が用意されており、最近では「寮費無料」「水道光熱費無料」というところも多くあります。

さらにその寮に「食堂」があると無料、もしくは格安で食事できます。「住居費」「食費」がかからないため、給料の多くを貯金にまわせるのです。

加えてできる限り多く貯金するには、どうすれば良いのでしょうか?節約すべきポイントを見ていきましょう。

食費の節約

まず一つ目としては「食費」を節約すること。実際に期間工で、一番多い出費は食費です。

できる限り朝・昼・晩は食堂や工場の弁当などを利用すると、外食したりコンビニなどで買い込んだりするよりも、月に数万円は浮かせられます

また工場勤務は体力仕事です。自分で好きなものばかり食べて栄養を偏らせるよりも、栄養管理をしてくれている食堂の食事を取る方が、健康面から考えてもメリットは大きくあります。

必要なものしか買わない

次に「必要なものしか買わない」というのも重要です。

自動車工場などの寮は、駅前から離れた場所にあることがあります。

そうすると買い物に不便なので、一度買い物に出たときには「必要かもしれない」と色々買い込んでしまいがちです。

しかし期間工としての勤務期間は、大体が工場と寮の往復になります。

そのため買ったものの使わないまま放置してしまい、契約期間が終わると荷物の邪魔になるので捨ててしまうということがよくあるのです。

本当に必要なものだけ、買うようにすると良いでしょう。

人間の生活の基本となる「衣食住」で考えると、寮生活で食堂を利用すれば「食」「住」は解決しています。

残るは「衣」ですが工場勤務中は作業着で、寮では普段着で良いわけですから、そもそも下着以外は多く買う必要がありません不必要な出費は控えていきましょう。

遊興費

最後に節約すべきなのが「遊興費」。連続した休みなどがあると「飲みに行ってしまう」という人が多いのも事実です。

もちろんたまの息抜きとしては良いのかもしれませんが、回数が多くなるとかなりの金額になってしまいます。その分は貯金から減っていることを自覚しましょう。

こうして約3年間貯金した人の中には、1,000万円近く貯める人もいます。普通に貯金していても500万円ほどは貯まるでしょう。

契約満了した後はどういった道に進む?

こうしてしっかりと貯金をして契約満了を迎えた人は、次にどのような道を選んでいくのでしょうか?

これにもいくつかの道があります。

1.勉強・資格・就職

まず一つ目としては「勉強・資格・就職」という道を選ぶ人です。

国家公務員試験や、なかなか合格しない資格などを狙っている場合、問題は「合格するまでにかかる費用」です。

働きながら勉強していては合格しにくい試験などの場合、勉強に専念する必要があります。

しかしそうしている間にも生活費はかかるので、工場期間工の間に蓄えた貯金をあてるのです。

そうして勉強に専念して資格や試験合格を目指します。

実際に期間工を終えてから公務員になったり、宅建などの資格を取得したりして就職した人は多くいます。

2.独立開業

二つ目の道としては「独立開業」といったものです。

この場合は最初から「目標300万円」など、金額を具体的に設定して貯金する人がほとんどです。

「飲食店を開きたい」というように自分の店を持ちたい人が、開業資金を貯めるために期間工として働くというパターンです。

この場合は明確な目標があるため貯金しやすいでしょう。

以前は飲食店が多かったようですが、最近ではネットビジネスなどを行う人も増えているようです。

こういった人の特徴としては期間工として働いている間も、仕事後や休日などは自分が開業するつもりの仕事準備を行っていることがよくあります。

寮でそういった行動をとっている人がいたら、その人は開業を考えている人かもしれません。

とはいえ全ての人が、しっかりとした目標があるわけではありません。

3.契約満了後は休む

契約満了後は、当分の間お休みするという人もいます。

約3年期間工として働いた後、失業手当をもらいながら体を休めるというものです。

その間に、次に自分が何をするか考えられます。

近年増えているのは「自分が何をするべきか考える時間が欲しい」というもので、期間工の貯金がある間はまさにこの時間として利用できます。

そうして「就職・開業」などを選ぶか、再び期間工として勤務する道を選ぶかを決めていくのです。

4.完全に未定

最後は「完全に未定」という人です。特に計画的に休むというわけでもなく、何も決まっていないという状態です。

この場合は次にいつ動き出すのか、何をするのかはまったく決まっていません。「とりあえず期間工に行って貯金できた」という人が多いようです。

期間工を継続する人はいるのか?また継続したい場合はどうすればよいのか

実は期間工の契約期間は最長でも35カ月と決まっています。そのため3年を超えて連続勤務することはできません。

そしてほとんどの工場期間工では「3カ月ごと」「6カ月ごと」に契約の更新が行われます。

つまり一度そこで契約が切れて、改めて契約を更新するという手続きになっているのです。大体その契約期間ごとに「契約満了金」などが支払われます

継続して勤務する人にとっては、それがボーナスのように感じるかもしれません。

そしてこういった継続を望むか望まないかは、期間工によっても違います。

そもそも「半年だけ」と強く決めて働いていた人は、継続することなく契約満了金をもらっていくでしょう。

逆にもっと稼ごうと思っている人は、契約更新して勤務します。

とはいえ本人が希望しても、契約が更新されないパターンもあります。更新時期がきたからといって、絶対に更新されるわけではありません。

ここからは「期間工が更新されない」パターンをいくつか紹介します。

本人に問題がある場合

まず「本人に問題がある場合」です。

工場や企業としては、期間工の人に望むのは「決められた期間を問題を起こさず真面目に勤務する」ことです。

以下のような問題がある場合は、契約を切られてしまうかもしれません。

能力的な問題

ラインに入って勤務する際その人だけが極端に仕事が遅いと、全体の流れに支障をきたしてしまいます。

また仕事が雑で度重なるやり直しが発生したり、注意を受けていたりするのも問題視されます。

高い技術は求められない期間工であっても、仕事が適当だったり、あまりにも処理速度が遅かったりすると問題です。

遅刻や欠勤が多い

「遅刻や欠勤が多い」というのも問題です。

もちろん無断遅刻や無断欠勤は論外。このようなことをしていては契約が更新されるわけがありません

問題は「風邪」「身内の不幸」などで、長期的に欠勤する場合も含まれるということです。

本人にしてみれば仕方ないと思うかもしれませんが、工場からすると3カ月~6カ月と期間を決めて契約している労働者が、連続して長期的に休むと非常に打撃を受けます。

その人が勤務すべき場所に、他の人員を割かなくてはいけないからです。

当然その人に対する工場の信頼は低下するでしょう。契約更新されないかもしれません。

健康面での問題

「本人の健康面での問題」ということもあります。工場での勤務は体力が必要です。

その人の健康上ラインに入って勤務することが困難であると、工場が判断した場合は契約は更新されません。

もしも体力的な負荷が軽い部署に移って勤務できるような工場であれば、更新される可能性はあります。

しかしそういった部署がない、もしくはそれでも健康面に不安が残ると判断されると、やはり契約は更新されません。

これは安全上仕方ないことです。

人員削減

「営業面での問題で人員を削減するようになった場合」も契約が更新されないときがあります。

景気の悪化や企業の営業面で生産規模を縮小する際は、人員を減らす必要があるからです。これは本人の問題ではありませんが、どうしようもないことでもあります。

まれに正社員を多く雇用したので、期間工の割合を減らすということも。次の勤務場所を探すしかないでしょう。

会社・工場規定

「会社・工場規定による場合」もあります。

例えば「履歴書に虚偽の経歴を書いていた」「工場内で同僚とのトラブルが多い」「上司や先輩の指示に従わない」「契約期間中に犯罪行為を行った」「故意に工場の道具や設備を壊した」などが挙げられます。

内容によっては契約の更新どころか「契約途中での契約解除」もあり得るものです。期間工として働くなら、当然ながら服務規程には従う必要があります。

基本的に契約の更新は「本人の希望」と「会社・工場の希望」が一致した際に行われます。本人が希望しているだけではダメということです。

契約の満了が近づいてくると「社員と直接話をする機会があって、契約を更新するか希望を聞かれる」「勤務中に希望を聞かれる」といったパターンがあります。

派遣会社を通じている場合は、派遣会社経由で更新するかどうか話があります。

いずれにせよ常に現場で働きぶりを直に見ている社員が、更新しても問題ないか判断することが多いようです。

働きぶりが強く認められると契約の更新ではなく、正社員としての誘いがあることもあります。

まとめ

期間工にはあまり深く考えずに働きにきた人から「これだけの額を貯金する」と強く決めて働きに来る人まで様々です。

そのため契約を満了した後は、いろいろな道に進んでいくことになります。「契約を更新する人」「地元に帰る人」「独立開業する人」など様々です。

もしも期間工として働こうとしているのであれば、何か目標を決めて働くと、契約の更新にも良い影響を出せ、貯金もしやすくなります。

ぜひ目標を持って期間工として勤務しましょう。