不動産査定では何社に査定を依頼すべきか?【経験者が語る】

不動産査定は何社に依頼?

不動産査定は、何社に依頼すべきでしょうか?
正解の数はありません。強いて言うなら「1社のみ」は絶対にNGですね。

「不動産査定では複数の業者に依頼した方が良い」と聞いたことがありませんか?

そしてその数として、「2社」「3社」「6社」など、いろんなことを言っている情報コンテンツが多いです。

ただ、一体どれが正解なのはっきりせず、ちょっとモヤモヤしますよね。

 

私(編集長)は、実際に一括査定サイトを利用して、マンションを売却した経験があります。↓

 

その経験から言うと、「複数に査定した方がいい」のは間違いないですが、その数に正解はありません。

「できる限り多く査定した方がいい」が本質的な答えだからです。

 

この記事では、「不動産査定は何社に依頼すべきか?」への回答とともに、複数社に査定依頼する不安や疑問について言及していきます。

不動産査定では「何社」に査定すべきか?

不動産査定は何社?

「不動産査定では何社に依頼すべきか?」という問いへの回答は、「できる限り多く査定した方がいい」です。

「正解の数」というものはありません。

というのも、複数の不動産会社に査定を依頼する本質的な理由は、「査定額と優秀な担当者の精度を高めること」だからです。

 

複数社へ査定依頼することで、より多くの査定額(=売却価格の目安)のデータが集まります。

その数が多いほど、「いくらで売却すればいいか?」が鮮明にわかってきます。

 

また、複数社へ査定依頼することで、様々な担当者とやりとりすることになります。

その数が多いほど、「良い担当者」と「悪い担当者」の区別がはっきりしてきます。

 

不動産売却は、「適切な価格設定」と「優秀な担当者」が成功の鍵を握ります。

よって、上記2つの精度が高ければ高いほど、不動産売却が成功しやすいということ。

つまり、精度を上げるためにも、できる限りたくさん査定をした方良いということです。

 

ちなみに、私(編集長)がマンションを190万円高く売ったときは、「20社」に査定依頼しています。

さすがにちょっとやりすぎかもですが(笑)、おかげで「20分の1の優秀な担当者」に出会うことができました。

購入価格より高く売れたのも、この担当者に出会えたことが大きいです。

 

なので、「近場の不動産会社に適当に訪問して査定依頼した。しかもその1社だけ」というのは最悪の行為です。

その業者が優秀であるかどうかわからないですし、もしかしたら、あなたの気を引くために査定額を異常に釣り上げているかもしれないからです。

そんな業者に捕まったら、搾取されるのは目に見えています。

 

不動産査定をする数に正解はありません。

あなたのできる範囲で多くの査定書を取ることが大切です。

複数の不動産会社に査定依頼する3つの不安とその対策

複数査定の不安と対策

「できる限り多くの査定を取る」ことが大切なのはわかりました。でもいろいろ不安です・・・
確かに、「多くの査定を取る=リスクも増える」ので、躊躇してしまいますよね。

そこで、この章では「複数の査定を取る際の不安」と「その対策」について解説していきます。

  1. 対応が大変にならない?
  2. 個人情報漏洩が心配なのですが?
  3. 1社選ぶのも大変では?

【不安1】対応が大変にならない?

不安の1つ目として、「対応が大変にならないか?」が挙げられます。

確かに、多くの査定依頼をしたら、多くの担当者とやりとりしなければなりません。

 

「担当者とのやりとり」と聞いて不安なのは、以下の3つですよね。

  1. しつこかったら嫌だ
  2. 電話対応が大変
  3. 断るのが大変

 

しかし、上記は完全に回避はできないものの、限りなくゼロに近づけることができます。

具体的な対応策は以下の通り。

  1. 優れた一括査定サイトを使う
  2. 「机上査定」を選ぶ
  3. 「メールのみ」でやりとりする

 

各項目を深く紹介すると長くなってしまうので、以下の記事を読んでみてください。

こちらで詳しく解説しています。

 

私(編集長)は、上記の記事で書いているやり方を徹底していますが、20社に査定しても、ストレスを感じたことがありません。

「業者とのやりとり」に関する不安が解消できれば、一歩踏み出しやすくなりますね。

【不安2】個人情報漏洩が心配なのですが?

不安の2つ目として、「個人情報が漏洩しやすくならないか?」が挙げられます。

このリスクも、多くの査定を取るほど上がりますから、心配ですよね。

 

この対策としては、「セキュリティ対策が万全の一括査定サイト」を選ぶことで大幅に軽減できます。

具体的には、「Pマーク」がついている、以下のサイトを使うことです。

 

Pマーク(プライバシーマーク)とは、個人情報について適切な保護処置を講ずる体制が整っている企業に付与されるもの。

HOME4Uの個人情報保護

なので、付与されている一括査定サイトを使えば、個人情報が通常より固く守られることが約束されます。

つまり、個人情報漏洩の不安なく査定を行うことができます。

 

ただ、Pマークがついていなくても、運営元がしっかりしているサイトなら、個人情報漏洩の心配はそこまでないと感じています。

実際にPマークがついていないサイトを何度も使っていますが、個人情報が流出したと感じるようなトラブルは一度もありません。

 

どうしても心配なら、一括査定サイトは保留にしておいて、「匿名でできる査定」を使うと良いです。

【不安3】1社選ぶのが大変では?

不安の3つ目として、「最終的に1社に絞るのが大変」が挙げられます。

確かに、多くの査定を取るほど検討する数が増えて、一つに絞るのが大変になります。

 

この対策としては、業者とのやりとりを「メールのみ」で行うと良いです。

具体的には、一括査定の手続き時に「机上査定」を選び、「メールのみのやりとり」を希望しておけば、不動産会社との連絡はすべてメールで行えます。(具体的なやり方は売却体験談記事で)

メールなら、仮に何十社から連絡が来ても、自分が好きな時に「閲覧・返信」できるので、ストレスがなくラクです。

 

そして、そのメール内容(査定結果、根拠、質問への回答内容の妥当性、返信スピード、人柄など)で、不動産会社の絞り込みがある程度可能です。

私はいつもこの方法で「3社」に絞り込み、その3社と実際に会ってから、最終的に「1社」に決めます。

この方法なら、メールの段階で「会う必要のない業者」を見極められるので、無駄がなくなるのです。

 

最初の査定は「机上査定」で「メールでやりとり」にすれば、絞り込みはそこまで大変ではありません。

【編集部推奨】複数社へ査定するときに使いたい一括査定サイト

当編集部推奨の一括査定サイト

複数の査定依頼をするのに適した一括査定サイトってありますか?
あるにはありますが、そこはあまり重要ではないんです。

確かに、「一度に多くの査定書が依頼できる」という特徴を持った一括査定サイトはあります。

例えば、「ライフルホームズ」の一括査定サイトがそうで、一度に「10社以上」の業者に査定できます。

 

ただ、それ以外の一括査定サイトも、基本的に一度に「6社」へ査定が可能です。

ですから、「ライフルホームズ」を1つ使うより、あえて「6社に査定できるサイト」を2つ使った方が、あなたに適している場合があるのです。

 

では、どのような基準で一括査定サイトを選んだら良いのか?

それについては、以下の記事で徹底的に解説しています。

当編集部では、日本にある30以上の一括査定サイトを検証してきており、その結果、自信を持って推奨できる一括査定サイトを選別できました。

その結果を、上記の記事で詳しく紹介しています。

 

「どの一括査定サイトを使って複数の査定書を取るのが、自分にとってベストなのか?」

これについて知りたい場合は、上記の記事をチェックしてみてください。

【まとめ】不動産査定はできる限りたくさん依頼しよう!

「不動産査定では何社に依頼すれば良いか?」に対する答えは、「できる限り多くの査定を行う」です。

正解の数はありません。

「査定額」と「優秀な担当者」の精度を高めることが、複数の業者に査定依頼する本質的な理由だからです。

 

でも、多くの査定を取ることには、以下のような不安もありますよね。

  1. 対応が大変にならない?
  2. 個人情報漏洩が心配なのですが?
  3. 1社選ぶのも大変では?

 

しかし、それらの不安に対しては、以下の行動で払拭できます。

  • 最初は「机上査定」を選んで「メールのみ」で対応する
  • Pマークがついている一括査定サイトを使う

 

上記の不安が払拭できれば、あとは「できる限り多くの査定を取る」ことのメリットのみを享受するだけです。

 

ただ、複数の査定依頼をしたくても、「一括査定サイトはどこがいいのか?」がわからなければ、動けませんよね。

本文中でも紹介した通り、「多くの査定書が取れる一括査定サイトを使う」のは、必ずしも正解ではありません。

 

あなたがやるべきは、「自分の意向に沿った、優良な一括査定サイト」を選ぶことです。

 

この記事では、いくつかのサイトを紹介しましたが、日本には他にも30以上の一括査定サイトが存在します。

そして、当編集部ではそれらのサイトをすべて検証し、「本当に良い一括査定サイト」を選別しました。

その結果を以下の記事でまとめているので、どれを使えば良いか迷っているなら、参考にしてみてください。

 

できる限りたくさんの査定を安全に行い、売却を成功させましょう。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

不動産売却アカデミー編集長
不動産売却アカデミー編集部