【経験者が語る】不動産査定を依頼した業者はしつこいのか?対策はある?

不動産査定をすると業者がしつこい?

不動産査定をすると、業者がしつこいって聞いたんですけど、本当ですか?
確かに、中にはしつこい不動産会社もいます。ただ、そういった業者を避けて優良業者とだけやりとりする方法がありますよ。

「不動産査定を使いたいんだけど、しつこくされたら嫌だから・・・」と、利用を躊躇されている方は多いです。

しつこい営業は不快ですし、大きなトラブルに発展したら怖いですから、過度に不安になるのも無理はありません。

 

でも、正しい対策を取れば、しつこい電話や営業をされることなく、安全に不動産査定を行うことができます。

むしろ、しつこい営業マンを回避できるだけでなく、優秀な営業マンと出会える対策でもあります。

 

不動産売却では、優秀な営業マンに出会えたら「勝ち」です。

私自身(編集長)の売却経験をもってはっきりと断言できます。

 

この記事では、不動産査定におけるしつこい電話や営業に合わないための対策について紹介していきます。

不動産一括査定をするとしつこい電話や営業に合うのか?【体験談あり】

しつこいかどうかは業者による

不動産査定において、「しつこい営業マン」を100%回避することはできません。

それは、「悪徳業者」が存在してしまっているからです。

 

いる以上、「絶対に当たらない」なんて不可能ないですし、悪徳業者は巧妙に近づいてくるので、罠にかかってしまう人はいます。

不動産一括査定サイトの評判や口コミを調べても、「しつこかった」というコメントが多いです。

 

ただ、私(編集長)のこれまでの経験では、しつこい業者というものに会ったことがありません。

不動産一括査定サイトを使って査定し、お断りをしても、たいていは以下のようなことを言われて終わります。↓

HOME4Uの査定メール6

 

このように、お互いにスッキリと終えられるのは、査定時に「いくつかの工夫」をしているからです。

その工夫(対策)について、次の章から詳しく紹介していきます。

不動産一括査定でしつこい電話や営業に合わない4つの対策

不動産査定のしつこいを回避する対策

不動産一括査定サイトを使って査定しても、しつこい電話や営業に合わないためには、以下の4つの対策をとります。

  1. 優れた一括査定サイトを使う
  2. 「机上査定」を選ぶ
  3. 「メールのみ」でやりとりする
  4. 「匿名」で不動産査定を行う

私(編集長)が、一括査定を行う時にいつもやっていることですので、真似してみてください。

【1】優れた一括査定サイトを使う

1つ目の対策は「優れた一括査定サイトを使う」です。

 

日本には、約30サイト以上の一括査定サイトがあります。

その中には、「優良業者のみを厳選」しているサイトもあれば、「どこでもいいから提携しとけ!」というスタンスのサイトもあります。

もし、後者は悪徳業者が含まれている可能性が高いので、必然的にしつこく付きまとわれる可能性が高いです。

 

もしくは、「家の近くにある不動産会社を適当に訪問して査定を取る」のも、しつこくされる可能性があります。

そこが優良業者である保証はないですし、いきなり店舗に行こうものなら、完全アウェイの状態で営業を受けるに決まっています。

 

しかし、優良業者のみ厳選している査定サイトを使えば、しつこくされる可能性は下がります。

例えば、一括査定サイトの定番である「HOME4U」では、運営当初から約20年以上も「パトロール制度」を採用しています。↓

HOME4Uの審査基準

つまり、今HOME4Uと提携できている不動産会社は、20年以上の審査をくぐり抜けてきた「優良中の優良業者」ということです。

そんな優良業者がしつこくするわけありません。

実際に、冒頭で紹介した「あっさりメール」はHOME4Uで査定した時のものです。

その様子を、「HOME4U」の記事で詳しく紹介しているので、一読してみてください。

 

もちろん、優良サイトは「HOME4U」だけではありません。

HOME4Uと特徴は違うものの、匹敵する優良サイトは他にもたくさんあります。

 

一括査定サイトはあなたの意向に合わせて選ぶものです。

なので、もし利用する一括査定サイトで悩んでいるなら、以下の記事も参考にしてみてください。

あなたに最適な一括査定サイトが見つかります。

【2】「机上査定」を選ぶ

2つ目の対策は「机上査定を選ぶ」です。

不動産一括査定サイトを使うと、査定方法を以下の2つから選べます。

机上査定不動産会社が取引実績や相場などのデータから大まかな査定価格を算出する方法
訪問査定不動産会社(担当者)が実際に物件に訪問して、内部も観察した上で査定価格を算出する方法

 

最初の査定では、「机上査定」を選ぶべきです。

最初から「訪問査定」にした場合、依頼した数だけ不動産会社が訪問してくるので、対応が大変になります。

 

それだけでなく、一番怖いのは「悪徳業者が家にやってくる」という可能性です。

最悪な担当者だった場合、「全然帰ってくれない」なんてことが起こります。(テレビのドキュメンタリー番組とかでたまに見るアレ)

悪徳業者は、できる限り対面せずに切っておきたいです。

 

そのためにも、最初は「机上査定」で査定を行い、まずは会わずに担当者とやりとりします。

そうすれば、「どんな担当者なのか?」を会わずに判断できるので、しつこくされるリスクを減らせます。

でも、電話でしつこくされません?

その疑問については、次の項目で解説します。

【3】「メールのみ」でやりとりする

3つ目の対策は「メールのみでやりとりする」です。

机上査定を選び、やりとりを「メールのみ」で行えば、しつこくされることはありません。

というより、物理的にしつこくできません。

 

私(編集長)がいつも一括査定サイトで手続きをするときは、情報入力画面で出てくる「備考欄」に以下の文言を書いています。

仕事の関係上、電話に出られないので、すべてメールでのやりとりを希望します。

この文言を入れておけば、メールでのやりとりはもちろん、査定書もメールでもらえます。

何より、電話に出なくても良くなるので、ストレスがありません。

これを書いても電話してくる業者は、あきらかに自分勝手で、優良業社ではないので、売却依頼候補から外します。

 

また、メールだけのやりとりで、ある程度担当者の「人柄」や「営業マンとしての能力」がわかります。

つまり、会わずとも「優秀な担当者」を絞ることができるのです。

だからこそ、たくさんの業者に机上査定できる「一括査定サイト」の利用が重要になってくるわけです。

 

このメールによる絞り込みで「優秀な担当者」だと判断できれば、ここで初めて「訪問査定」を依頼します。

私はいつも「3社」までに絞り、訪問査定の依頼をします。(具体的な選別方法は売却体験記事で)

 

ちなみに、「お断り」する場合は、以下のようなメールを書きます。

【売却をやめる場合】

◯◯様
 
お世話になっております。
 
査定書の方、拝見させていただきました。
他にもいくつか査定させていただいたのですが、今回は売却を見送ることになりました。
(他の不動産会社にもお断りしているので、直近で他で売り出すこともありません)
 
また、売却を検討するタイミングになりましたら、ご相談させていただければと思っております。
 
何卒、よろしくお願いいたします。

※ポイントは、「他でも売り出さない」と伝えること。業者からしたら他に取られるのが嫌だから。

 

【他社で売却依頼する場合】

◯◯様
 
お世話になっております。
 
査定書の方、拝見させていただきました。
他にもいくつか査定させていただいたのですが、今回は他社で媒介契約を締結いたしました。
 
万が一、業者を変更する場合は、再度ご検討させていただければと思います。
 
この度は、査定のご協力をいただき、ありがとうございました。
 
何卒、よろしくお願いいたします。

※ポイントは、「締結した」と完了形で伝えること。こうなると業者としては、もう手出しできない。

 

査定後、お断りする際は、上手く活用してみてください。

【4】「匿名」で不動産査定を行う

4つ目の対策は「匿名査定を使う」です。

査定サイトの中には、個人情報や物件情報を不動産会社に渡さずに査定ができるサービスがあります。

そういったサービスを使えば、不動産会社と関わらないので、しつこくされることはありません。

 

匿名査定(簡易査定)がある代表的なサイトは以下の通りです。

 

上記の簡易査定の中でも、ライフルホームズの質が最も高かったです。

会員登録こそありますが、ライフルホームズが間に入ってくれるので、個人情報が不動産会社の方へ渡ることがなく、しつこくされる心配はありません。

つまり、不動産会社へ査定依頼でき、かつ個人情報が渡らないという、良いとこ取り状態。

「絶対にしつこくされたくない」と思っているなら、うってつけのサービスです。

 

ただ、あくまでも簡易査定で、査定結果の精度は落ちます。

本格的に売却を考えていて、精度の高い査定を行いたい場合は向いていないので注意が必要です。

今現在「しつこい」に悩んでいる場合の対処法

しつこいに悩んでいる場合の相談先

今現在、まさに「しつこい」に悩んでいる場合はどうすればいいのか?

 

まず、電話やメールに悩んでいるなら「着信拒否・受信拒否」をしましょう。(もうやっていると思いますが)

それだけでも、大方のストレスは減ります。

 

そして、「しつこい」と思われる行為は、宅地建物取引業法に違反しているため、国土交通省や各都道府県の所管課などの監督官庁に相談すれば、適切な指導をしてもらえます。

宅地建物取引業法

引用元:e-Gov法令検索「宅地建物取引業法

悪質なものなら、行政処分を求めることも可能です。

 

可能なら、しつこい相手に「監査官庁に報告する」と言うのも効果があります。

ただ、火に油をそそぐことにもなりかねないので、なるべく関わらず、そっと監督官庁に報告するだけで良いと思います。

 

また、「消費者庁」にも相談できるので参考まで。

消費者庁「問合せ、相談先一覧」

引用元:消費者庁「問合せ、相談先一覧

 

しつこい」に悩んでいるなら、早急に解決して、恐怖とストレスから解放されましょう。

【まとめ】不動産一括査定では「しつこい」に合わない工夫を!

不動産査定において、「しつこい」を100%回避することは不可能です。

しかし、「しつこい」に遭遇するリスクを限りなくゼロに近い確率まで減らすことはできます。

 

その対策は、本文中で紹介してきた以下の4つです。

  1. 優れた一括査定サイトを使う
  2. 「机上査定」を選ぶ
  3. 「メールのみ」でやりとりする
  4. 「匿名」で不動産査定を行う

上記は、実際に私(編集長)も行なっていることで、いまだに嫌な思いをしたことがありません。

 

具体的な方法については、本文を読み直してもらうか、以下の記事も参考にしてみてください。

「一括査定サイトを使って売却するまで」の体験談を余すところなく綴っています。

 

また、これから不動産査定を行うなら、一番やるべきは「優良業者が厳選された一括査定サイト」を使うことです。

そういったサイトを使って「悪徳業者を確実に避けていく」のが、一番効果が高いです。

 

この記事ではHOME4Uを推奨していますが、他にも優れた一括査定サイトが存在します。

当サイトには、日本にある30以上の一括査定サイトを「検証・比較」した記事を書いているので、利用するサイトで迷っているなら参考にしてみてください。

 

そして、今まさに「しつこい」に悩んでいるなら、すぐにしかるべき機関に相談しましょう。

相談先については、本文中に記載しています。

 

「しつこい」から解放された、安全な不動産査定を行い、売却を成功させましょう。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

不動産売却アカデミー編集長
不動産売却アカデミー編集部